完壁主義者の上司の糾弾にへきえき~事例で学ぶパワハラ
2014年3月26日更新
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パワハラ相談事例:完璧主義者の上司の糾弾にへきえき
事例
佐竹課長は、使命感が強く、何事についても完壁を求めるタイプです。自分の能力に絶対の自信を持っており、部下の仕事に対しても妥協を許さず、自分の求めたとおりの内容や結果が出ないと納得しません。部下が期待どおりの成果を出せないときには、毎回のように叱責が始まり、時には2時間にも及びます。内容も叱責というよりは糾弾です。
その日は、秋田くんが運悪くとっちめられました。「実は、これにはわけがありまして……」などと説明しようとすると、佐竹課長は机を叩きながら、「ごちゃごちゃ言い訳するな。俺は、そんなくだらない弁解を聞く耳は持たない!」と言って話を遮ります。さらに「どうしてそこまで無能なんだ!」「やっぱり三流大学出じゃ無理だな!」などと大声で一方的にまくしたて、その間、秋田くんは課長の机の前に立たされっぱなしです。同僚たちの中には、「また始まった。うるさくて仕事にならない」と別の場所へ移動してしまう課員もいます。
パワハラチェック表(判定)