課長研修で肯定的な人間観を育む～タビオ株式会社様

タビオ株式会社様では、創業以来、ひたすら誠実に「お客様の足にやさしい靴下」を追求し、現在、「靴下屋」「Tabio」「Tabio MEN」等の靴下専門店ブランドを全国に、そして海外にも展開して提供しておられます。同社の管理職育成の取り組みを、人材開発室の三浦隆史課長と福原幸子係長に伺いました。

単なるスキル習得ではなく「リーダーとしてのあり方」を学べる研修

タビオ株式会社様は、「お客様の足にやさしい靴下」を追求し続ける専門メーカーであり、「顧客中心」「熱愛」「不易流行」「和」を経営理念としておられます。人材開発においては、特に管理職育成を重視し、昇格者には必ずPHP公開セミナー「課長研修　マネジメント革新コース」「係長研修　行動革新コース」を受講してもらうことにしているそうです。
もともと教育体系が整っていなかったことから、2007年頃に人材開発室の前身部署を設立し、外部講師による研修を開始されました。しかし、役職を問わない一律の研修では効果が限られると判断し、管理職の昇格研修を重視することにしたそうです。
PHP公開セミナーを選ばれた理由として、単なるスキル習得ではなく「リーダーとしてのあり方」を学べる点、そして何よりも、創業者・越智直正氏が敬愛していた松下幸之助（PHP研究所創設者）の考え方が基盤になっていることが決め手となったとお話しくださいました。

異業種交流による「気づき」が自社について考えるきっかけに

課長職研修は、オンラインでなくリアル受講にこだわっておられます。というのも、異業種の受講者と直接交流する場を設けることで、他社の価値観やリーダーシップに対する考え方に触れ、自社や自分を見直す機会となるからとのこと。実際に「課長研修」を受講された方からは「創業者の言葉の意味を、より深く理解できた」という声も上がっているそうです。

創業理念を継承するための取り組み

タビオ株式会社様では、創業理念を継承するための活動を大切にされています。創業者が1998年から給与袋に入れていた「メッセージリーフレット」をもとに、毎月、社員が感想や気づきを共有する「理念勉強会」も、その取り組みの一つ。あわせて社長メッセージの動画配信も行われるなど、将来的にも理念を伝え続ける仕組みを整えておられます。これらの取り組みによって、社員間で共通の価値観や判断基準が醸成され、企業としての一体感が高まっているそうです。

また、「三方よし」という創業理念を実現し続けることを使命としていることから、管理職に求められるのが、ミッションに基づく方針を考え部下に共有すること、そして、その成長を支援すること。そこで、公開セミナーとは別に、PHP講師派遣セミナー「松下幸之助 5つの原則」を導入されました。その結果、多くの管理職が「ミッション・ビジョン・バリューの関係」や「目的と目標の違い」を理解し、組織づくりに活かすようになったそうです。

肯定的な人間観を持つリーダーの育成

（聞き手：PHP研究所　人材開発サポート担当）
※2024年11月取材。会社名、肩書は当時のものです。

資料ダウンロード（無料）

タビオ株式会社様にご活用いただいている公開セミナー「課長研修　マネジメント革新コース」の詳しい資料をご用意しました。同社のご活用事例インタビューをはじめ、具体的な研修プログラム、教材も掲載しておりますので、ぜひダウンロードしてお読みください。
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