役員・幹部対象「経営道研修」のご提案
2023年6月15日更新
役員、経営幹部を対象にした講師派遣「経営道研修」のプログラムをご紹介します。
企業の存続発展を導く「経営のあり方」の考察と持論化
企業が顧客や業界、社会に貢献し、存続するためには、目に見える数字やルール、制度だけではない企業経営の捉え方が不可欠であり、役員や経営幹部には、総合的な経営意識や視座の高さが求められます。
役員や経営幹部が、自身が担当する職域と部門の仕事(成果)には敏感だが、会社全体の経営とそれを支える理念やビジョンを我が事として深く捉えていないという課題がある場合、将来的に企業の存続が危ぶまれることになりかねません。
本研修は、役員や経営幹部の方々を対象に、より本質的で根源的な「経営マインド」や「経営姿勢」について深く考察し、持論化していただくことを目標としています。そのヒントとして松下幸之助の5つの観(企業観・経営観・人生観・自然観・人間観)や、3つの原則(自主責任経営・衆知経営・共存共栄の経営)と向き合い、経営職としてのあり方を確立していただきます。
研修プログラム
・開催期間:3回・4日間(2日間+1日間+1日間)
「経営道」第1回・2日間研修プログラム(1日目)
「経営道」第1回・2日間研修プログラム(2日目)
「経営道」第2回・1日間フォロー研修プログラム
「経営道」第3回・成果報告会
・対象:役員・経営幹部(事業部長クラス)
・開催形式:オンライン
・講師:PHPゼミナール専任講師
「経営道」第1回・2日間研修プログラム(1日目)
【事前課題】
(1)書籍『実践経営哲学』(松下幸之助・著)の読了・持参
(2)「我が社の経営理念」と「私が考える5つの観」を整理、シート記入・持参
9:30
●社長講話
●オリエンテーション/事前課題をベースにしたアイスブレイク
●DVD 松下幸之助「ゼミナールで自分を発見してほしい」
*「企業の存在意義」「経営理念の意義」という観点から、経営の目的について考える
【経営の目的とは】
・経営の目的(討議と解説)
・企業存続の条件(解説)
・なぜ経営理念が重要なのか(討議と解説)
・あらためて、わが社の経営理念の意味を理解する(解説と討議)
・経営理念を持論化することの重要性(解説)
<DVD事例研究>
「使命感の共有と凡事徹底」
13:30
【経営者を支える5つの『観』】
自身の『観』について探求し言語化することで、経営幹部として経営を力強く正しく推進するための拠りどころとなる経営哲学を醸成する(討議と解説)
1.企業観
2.経営観
3.人生観
4.自然観
5.人間観
<DVD事例研究>
・稲盛和夫「リーダーの条件」
・松下幸之助「私心と公心の葛藤」
17:30
●終了
「経営道」第1回・2日間研修プログラム(2日目)
9:30
●1日目の振り返り
【経営の力を高める3つの原則】
使命感をもって社会に貢献し、企業を存続させるために必要な経営の原理原則を学ぶ(解説と討議)
1.自主責任経営
2.衆知を集めた全員経営
3.共存共栄の経営
<DVD事例研究>
・松下幸之助「松下住設の経営なきを叱る」「熱海会談」
・「日本レーザーの全員経営」
*事業を通じた貢献と、業績向上を両立させるための経営の方法論を学ぶ
13:30
【理念経営を支える「人間力」】
・「人間力」の定義:人や組織を惹きつけ動かす対人影響力や行動力、発想力の総称(解説・討議)
・今なぜ、人間力なのか(討議)
・人間力の構成要素=人徳+熱意(解説)
・いかにして人間力を高めるか(討議)
・人間力を高めるための12カ条(解説)
<DVD事例研究>
・「中国古典に学ぶリーダーの条件」
・松下幸之助「自己観照」「60周年感謝の礼」
*人や組織を惹きつけ動かす力をいかにして磨き高めるか、考え合う
●まとめと質疑応答、事後課題「経営を考える12問の問いかけシート」の説明
17:30
●終了
「経営道」第2回・1日間フォロー研修プログラム
【事前課題】
私の持論「経営を考える12問の問いかけシート」の記入・持参
*第1回(2日間)で学び、考察し、議論し合ったテーマを、12の問いに答える形でまとめる
9:30
●オリエンテーション・前回(第1回2日間)の振り返り
【「経営を考える12問の問いかけシート」の発表】
各自が持論化した内容を発表する(受講者代表発表)
1.経営者(職)として抱えている問題、課題
2.経営理念の浸透度はどうか
3.私の企業観
4.私の経営観
5.私の人生観
6.私の自然観・人間観
7.私の経営姿勢
8.自主責任経営とは
9.衆知を集めた全員経営とは
10.共存共栄の経営とは
11.人づくりの取り組み
12.私の自己観照
*代表者発表(1人5~6分、その場で指名、講師コメント)
13:30
【我が社の経営・クライアント企業の経営支援にどう生かすか】
・各自が持論化してきたものをもとに組織としてどのように展開していくか(解説・討議)
*参加者同士の理解を深めつつ問題意識と課題解決のベクトルや指針の共有化を図る
1.DVD視聴 キリンビール元副社長・田村潤氏「キリンビール高知支店の奇跡」
~[理念-戦略-実行]のスパイラルを回す組織変革とは~
2.田村潤氏のライブ講話と質疑応答
*自社経営、クライアント企業の経営支援に活かすための学び、経営者(職)としてのあり方を確立する
●まとめ
・持論は固定化すべきものではなく、常に変化し進化すべきもの
・バージョンアップさせるべく、日々自己観照することが大切
17:30
●終了
「経営道」第3回・成果報告会
【事前課題】
私の持論「経営を考える12問の問いかけシート」の再記入・職場実践結果の課題記入
9:00
●オリエンテーション・第2回目までの振り返り
【経営実践結果の報告】
「経営を考える12問の問いかけシート」をまとめ直し、各担当ドメイン(職責現場)で実践して得られた成果、課題、そこから学んだことを一人ずつ発表。その上で、講師・受講者から相互コメント・アドバイス
(1人20分 発表10分+質疑応答10分)
*各自の経営意識(経営に対する姿勢やあり方)を高めあい、持論形成と共に信念や覚悟を確立させる
●講師コメント
●社長講評
17:30
●終了