PHPエグゼクティブ・コーチング~経営者・経営幹部向け
2021年12月27日更新
経営者・経営幹部の方を対象にしたエグゼクティブ・コーチングのサービスをご紹介します。卓越したスキルをもつプロのビジネスコーチが、コミュニケーション・プロセスを通じて、経営者自身の「志」を高め、ビジョンを実現する上での課題を明らかにし、良い会社づくりを支援します。
経営者には、なぜコーチが必要なのか?
経営者は、会社の存続に対して責任をとる立場において、あらゆる経営課題について最終的には自ら決断しなければなりません。その課題の重要度が高いほど、相談できる相手も少なくなります。
- 相談相手がおらず、自分の考えや下した意思決定が正しいのかどうか、わからない
- 耳の痛いことを言ってくれる人がおらず、知らず知らず「裸の王様」になってしまうのではないかと不安に思う
- 目先の忙しさに追われて心身ともに疲れ、本来持っていた夢や志を見失っている
- 会社/組織の将来の展望が描けない
- 必死に経営しているが業績低迷から抜け出せず、その原因がわからない
- 働きがいのある会社にしようと思っているのに、なぜか社員がついてきてくれない
- 先代から経営を引き継いだが、古参の幹部たちが組織を牛耳っていて思うようにリーダーシップを発揮できない
- 次期幹部候補者の育成も含め、全般的に人材育成がうまくいっていない
経営者の尽きることのない悩みのなかでも、上記のような「人と組織」に関する問題は「経営者にしか分からない。社員に話しても解決しない」という感覚や、周囲に弱みを見せてはいけないという気持ちから、経営者が一人で抱え込みがちです。そうした状況にあっても、良い会社、理想の経営を実現するための歩みを止めないように、経営の課題や悩みを相談する相手として、経験豊かで卓越した技能をもつエグゼクティブ・コーチの存在が必要とされるのです。
エグゼクティブ・コーチングとは
エグゼクティブ・コーチングは、経営者・経営幹部に対するパーソナルコーチングです。その目的は、経営者が組織の存在理由に則り、そのビジョンを実現するうえで、自分自身と組織にどのような課題があるかを明らかにし、それらの解決のために効果的なリーダーシップを発揮することです。そのためにコーチは、一連のコミュニケーション・プロセスを通じて、経営者自身が主体的に気づきを得られるよう伴走します。
「PHPエグゼクティブ・コーチング」の3大特徴
【特徴1】経営者がもつ「志」を確立するセッション
経営の目的(パーパス)を大切にします。事業を通じて社会にどのような貢献をしたいのか、そのために今何をすべきか、解決すべき課題は何なのか、経営者がもつ「志」を確認しながらセッションを展開します。
【特徴2】DoingとBeingの両面への働きかけ
経営成果を上げようとする際、とかくDoing(具体的に取り組むこと)のみに焦点を当てがちですが、実際はBeing(経営者としてのあり方)が大きな影響を及ぼしていることが大半です。PHPのエグゼクティブ・コーチングは、両者のバランスを重視しています。
【特徴3】卓越したスキルを備えた経験豊富なコーチ陣
「PHPビジネスコーチ養成講座」の修了生1,200名のうち、トップ30にランクされる「PHP認定エグゼクティブ・コーチ」が、卓越したスキルを駆使しながら、深い気づきを提供します。コーチ陣は、松下幸之助の経営哲学やPHP研究所が定義する「良い会社」「良い職場風土」を深く理解し、経営者の歩みに伴走します。
人気コーチのご紹介
染屋光宏(そめや・みつひろ)
田辺製薬株式会社(現・田辺三菱製薬株式会社)にて営業、人事、経営企画に携わる。退職後は、トレーナー・コーチとして活動し、株式会社日本チームコーチング協会代表取締役としてチームコーチングメソッドによる組織変革の実践に携わる。経営者を対象としたコーチングでは、クライアントのヴィジョンや目標を明確にし、現実から変化を起こしていくための方針や解決策をともに作り上げることを大切にしている。
神戸大学大学院経営学研究科にてMBAを取得。株式会社PHP研究所認定ビジネスコーチ(上級)/チームコーチ
安井祐子(やすい・ゆうこ)
国内航空会社に勤務。キャビンアテンダント、チーフパーサーを経てマネジャーとして組織内管理業務を担当。退職後は、私立大学にてキャリア・アドバイザーとして体験型授業のカリキュラムの作成とワークショップを担当。2014年に独立。コンサルタント業務を展開し、人材開発・組織開発に携わる。
2016年より上場企業の人事部顧問。2017年より法政大学経営大学院イノベーション・マネジメント研究科特任講師。経営管理修士(MBA)。PHP研究所認定ビジネスコーチ(上級)/チームコーチ
上記2名以外にも、経験・実績豊富なコーチ陣から、ご相談内容をふまえて最適なコーチをマッチングいたします。
「PHPエグゼクティブ・コーチング」の具体的な進め方
【STEP1】事前ヒアリング
事業の現状、経営者としての課題、将来の方針などをお聴きしながら、コーチングのテーマや回数を決定します
【STEP2】マッチング
相性や専門領域などを考慮しながら最適なコーチを選定します。経営者の承認を経て担当コーチを決定します
【STEP3】コーチングの実施
1回60分のコーチングをオンライン(ご希望により対面形式)で実施します。月1回×6回(半年間)を1単位とします
プロセス管理
コーチングのプロセスは、担当コーチからの報告をうけて、PHP研究所・事務局が管理します。必要に応じて事務局が対応し、問題があれば介入して解決します
期間&料金(費用)
●対象:経営者/経営幹部
●形式:Zoomを用いたオンライン面談(ご希望により対面での面談に変更可能)
●標準期間:月1回(1回あたり60分)×半年6回
●標準料金:720,000円+税(1回あたり税別 12万円×6回)
ご利用者の声
玉田善久様(タマダ株式会社 代表取締役社長)にお話をうかがいました。
Q.初めてエグゼクティブ・コーチングを体験されたご感想は?
A.経営者としての「志」を再確認するのに大いに役立ちました。
完全マンツーマンのセッションですから、自分の考え方や理解度に即した的確な質問を受けることができ、視点の転換につながりました。
経営者という立場上、自分の思いをじっくりと聞いてもらう機会はなかなかないので、エグゼクティブ・コーチにあらためて自身の「志」を語り、考えを整理することで、大きな気づきを得られたことはとても有意義だったと実感しています。
Q.コーチのコミュニケーションからも学ぶことが多かったそうですね。
A.話し方や間の取り方、気持ちが入る導入からクライアント本人による主体的な結論づけまで、さすがはプロだと感銘を受けました。
なかでも参考になったのが、コーチの「聴く姿勢」です。視線や表情など、どのような態度をとれば相手が話しやすいのか、また話す気持ちになるのかも学ぶことができました。経営者に欠かせない資質であり、その意義も大きかったと思います。
Q.オンラインでのコーチングについてはいかがでしたでしょうか。
A.遠方まで出向くことなく、いつでも気軽にコーチングを受けることができますし、時間の制約も少ない点は大きなメリットになると思いました。
対面のほうが、コーチ側もクライアント側も熱量が大きいという点は否めないものの、互いにマスクをしている場合は感情も伝わりにくいので、オンライン・対面それぞれの長所を生かし、臨機応変に選択すればいいのではないでしょうか。
「PHPエグゼクティブ・コーチング」の無料体験セッション
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【コラム】松下幸之助にも"コーチ"がいた!?
パナソニックを一代で世界的企業に育て上げた松下幸之助(PHP研究所創設者)は、かつて、仕事上のつながりで縁のできた加藤大観(かとう・たいかん)師を相談相手として、迷いがあるたびに相談し、意見を求めていました。師は真言宗醍醐寺(しんごんしゅう・だいごじ)で修行した高僧であり、幸之助は多くを教えられましたが、すべてその助言通りに事を運ぶことはせず、それらを咀嚼して自らの見識を高めながら、最終的に自分の意志で決断を下していました。
幸之助にとって大観師は、自らを客観視するのを支援する良きコーチだったのです。
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株式会社PHP研究所 第二事業普及本部
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