脱パワハラ型マネジメント研修プログラムのご提案
2023年6月27日更新
職場への影響力が大きいマネジャー(管理・監督者)層を対象にしたパワハラ防止研修をご提案します。人間力と仕事力の調和ある人財基盤の強化を目標にした、対象別のプログラムです。
人間心理の理論を押さえたコミュニケーションスキルの習得
2020年6月1日に施行されたパワハラ防止法(改正労働施策総合推進法)により、パワハラ対策の相談窓口設置が義務化されました。また、2022年4月1日には、企業規模を問わず全企業に適用されています。
職場への影響力が大きい管理職のハラスメント言動が続くと、部下の「上司と組織に対する忠誠心や帰属意識」が失われ、離職者が増加します。また、人材の採用活動も困難なものとなり、企業の事業存続を脅かすものとなりかねません。
本研修では、管理職が無意識なパワハラ言動を行うことのないように正しい知識を修得し、効果的育成指導力を学びます。
研修のねらい
1.今般の法改正や社会通念の変化を認識しなおし、自己のハラスメント危険度をチェックする
2.「怒りの感情」をコントロールする方法を学び、憤りの感情から発展する言動を抑える
3.人間心理に基づく効果的な叱責のスキルを学び、職場実践で活かせる指導法を学ぶ
研修プログラム
・対象:管理・監督者層
・開催形式:オンラインまたはライブ研修
・講師:PHPゼミナール専任講師
対象別のプログラムをご紹介します。
(1)ハラスメントによる懲戒処分を受けた方対象
(2)ハラスメント危険度の高い方対象
(3)ハラスメント危険度の高い方+懲戒処分者対象
(1)ハラスメント行為者のためのプログラム(懲戒処分を受けた方々対象)
9:30
開講 オリエンテーション
講師自己紹介とメンバー自己紹介、アイスブレィク
【課題分析】(解説・討議・演習)
●ハラスメントについての正しい知識を持つ
●ハラスメントと指導の境界線を理解する
●自己の言動の振り返りをする
●DVD映像教材を視聴しハラスメントを理解する
【自己管理】(解説・演習)
●アンガーマネジメント(怒りの感情制御)
●ストレスコーピングを身につけて自己管理する
●効果的なコミュニケーションを修得する(コーチング)
●チームで働くための自己理解と他者理解(個人ワーク)
●ミスやトラブルを防ぐ叱責のスキル(ペアワーク)
【今後に向けてのワーク】(解説・討議・演習)
●課題抽出:承認と質問による気づき(グループワーク)
●真因分析:起因の明確化(グループワーク)
●解決策:課題解決(グループワーク)
●行動計画ディスカッション
質疑応答とまとめ
17:30
終了
【留意点】
厚生労働省は、ハラスメントを起こした行為者に対する適正な措置実施を掲げています。
(1)行為者の、セミナーに対する不信感や不安感を払拭し、安心して胸襟を開く環境にするため少人数性(最大20名まで)とします。事前に受講者のハラスメント経緯を把握(守秘義務順守)します。
(2)ハラスメント内容によっては、1対1でカウンセリング・コーピングを行います。
【クリアする課題】
◎行為者は、会社の懲戒処分などを受け、深く反省する一方で、モチベーションを低下させている。
◎1人の従業員として、全力で仕事に取り組む責任がある一方で、行為者がハラスメントを二度と起こさないように自己管理する必要がある。
◎周囲の従業員の目を過度に気にするといった過剰反応をなくす必要がある。
※懲戒処分者を受け容れる組織も注意が必要です。帰属意識や忠誠心を維持向上できるように働きかける仕組み(評価・処遇・環境面)が求められるため、事前に事務局と講師間で可能な限り綿密な打ち合わせを行います。
(2)ハラスメント危険度の高い方のためのプログラム
9:30
開講 オリエンテーション
【指導とパワハラの違い】(解説・討議・演習)
●自身や職場のパワハラ度チェック
●ハラスメントの6類型
(身体的攻撃、精神的攻撃、人間関係からの切り離し、過大な要求、過小な要求、個の侵害)
●ハラスメントがもたらす悪影響
●ハラスメントと指導の相違(DVD映像教材視聴 )
●グレーゾーンのポイント
●民事・刑事責任/懲戒処分について
【怒りの感情管理】(解説・演習)
●アンガーマネジメント(怒りの感情の自己制御)
●ストレスコーピング
●肯定的な人間観を持つ
●部下の生産性が低下する叱責(行動科学を理解する)
【ハラスメントを起こさない指導法】(解説・討議・演習)
●部下の成長や職場のエンゲージメントを高めるコミュニケーション
・コーチング修得(神経科学言語を知る)
・日々の行動改善を促す指導スキル
・ミスやトラブル時の叱責のスキル
質疑応答とまとめ
17:30
終了
【留意点】
(1)ハラスメント危険度の高い人の特徴は、懲戒処分を受けていないために、自己の言動に対して肯定的に見ている方も多く、ハラスメント知識に対する誤解もあります。そのため、改めてハラスメント知識を理解し、何が悪いのかを明確にする必要があります。
(2)懲戒処分者と一緒に受講することはおすすめできません。懲戒処分者が心を閉じたりすることが想定されるからです。また、場合によっては、危険度の高い方々が自己肯定してしまうことにつながるからです。
【クリアする課題】
◎ハラスメント危険度の高い方は、旧型のマネジメントを実施している場合が多く、部下や後輩のモチベーションを低下させている。
◎ハラスメントを二度と起こさないようにハラスメント知識をより深く理解する必要がある。
◎肯定的な人間観を持ち、コーチングコミュニケーションを修得する必要がある。
(3)ハラスメント危険度の高い方+懲戒処分者対象プログラム
9:30
開講 オリエンテーション
【指導とパワハラの違い】(解説・討議・演習)
●自身や職場のパワハラ度チェック
●ハラスメントの6類型
(身体的攻撃、精神的攻撃、人間関係からの切り離し、過大な要求、過小な要求、個の侵害)
●ハラスメントがもたらす悪影響
●ハラスメントと指導の相違(DVD映像教材視聴)
●グレーゾーンのポイント
●民事・刑事責任/懲戒処分について
【怒りの感情管理】(解説・演習)
●アンガーマネジメント(怒りの感情の自己制御)
●ストレスコーピング
●肯定的な人間観を持つ
●部下の生産性が低下する叱責(行動科学を理解する)
【ハラスメントを起こさない指導法】(解説・討議・演習)
●部下の成長や職場のエンゲージメントを高めるコミュニケーション
・コーチング修得(神経科学言語を知る)
・日々の行動改善を促す指導スキル
・ミスやトラブル時の叱責のスキル
質疑応答とまとめ
17:30
終了
【留意点】
●ハラスメント危険度の高い人の特徴は、懲戒処分を受けていないために、自己の言動を肯定的に見ている方が多く、ハラスメント知識に対する誤解もあります。従って、改めてハラスメント知識を理解し、何が悪いのかを明確にする必要があります。
【クリアする課題】
◎ハラスメント行為者は、旧型マネジメントを実施している場合が多く、良好なコミュニケーションができていない。部下育成ができずイライラしてしまい、言動がきつくなっしまうことが多く、部下のモチベーションを低下させている。
◎ハラスメントを二度と起こさないようにハラスメント知識をより深く理解する必要がある。
◎肯定的な人間観を持ち、コーチングのコミュニケーションスキルを修得する必要がある。