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プレゼンテーションの力~考え方と磨き方

2021年1月15日更新

プレゼンテーションの力~考え方と磨き方

人を動かし、日常の仕事を円滑に進める上で、自分の考えを相手に納得感をもって理解してもらうことはたいへん重要なポイントです。そのためには若手・中堅社員の間に、プレゼンテーションのスキルを習得しておく必要があります。

プレゼンテーションとは

さて、あなたにとって、プレゼンテーションとはどのようなものでしょうか。
「プレゼンテーション? 重要だと思うけれど、何をすればいいかポイントがよくわからないよ」
「プレゼンテーションというもの自体がよくわからないなあ」
「自分は話すことは好きだから、得意だと思う」
「よくお客様や上司から、話がわかりづらいと言われるんだよな」
「大人数の前での発表は機会がないし、自分には関係がないと思う(でも上司から、学ぶようにいわれたんだよね)」
「プレゼンテーションって、お客様にするものでしょう? 自分にはそんな機会はないよ」
などなど......、いろいろな声が聞こえてきそうです。

簡単にいってしまうと、プレゼンテーションは「仕事や日常生活のいたるところに存在し、しっかり体系的に学んでおくと大変有効なスキル」です。
では、その理由について考えていきましょう。

日常はプレゼンテーションの連続

プレゼンテーションとは、「自分の考えやもっている情報を、相手に効果的に伝えること」です。では、あなたの仕事や日常生活のなかで、「自分の考えやもっている情報を相手に伝える機会」は、どの程度ありますか? 

ひとまず「効果的に伝えられているかどうか」は、脇において考えてみましょう。
職場には、先輩や上司、後輩・部下、同僚がいます。他部門との関係もあるでしょうし、社外にはお客様が存在します。あなたの仕事がどのようなものであれ、仕事をする以上は、人とのかかわりは非常に重要です。
それらのコミュニケーションは、次のように4つの方向で表すことができます。

【上】上向きのコミュニケーション

あなたと先輩・上司との関係です。日々の業務におけるホウレンソウ(報告・連絡・相談)はもちろん、さまざまな提案活動(業務改善、新規業務などの提案)なども含まれます。

【下】下向きのコミュニケーション

あなたと後輩・部下との関係です。仕事の指示・命令をおこなったり、ホウレンソウを受ける立場でもありますね。

【横】横向きのコミュニケーション

あなたと同僚との関係です。日々業務に脚組んでいるグループやチーム内の関係です。

【外】外向きのコミュニケーション

関連部門との関係や、お客様・取引先との関係です。前述の3つのコミュニケーションのミックスのような関係といえるでしょう。

コミュニケーションの広がりをイメージしていただけたでしょうか。
仕事で成果をあげていくためには、これらさまざまな方向へのコミュニケーションをとおして、自分の考えやもっている情報を相手に伝え、働きかけていくこと、つまりプレゼンテーションカが必要です。

では、仕事を離れた場面ではどうでしょう。家族や友人との会話、買い物における店員さんとのコミュニケーション......実は、それらもすべて「自分の考えやもっている情報を相手に伝える機会」なのです。
あなたの伝え方が変われば、あなたの周りの人々の反応や対応は大きく変わります。それは、仕事では成果を出すことにづながり、日常生活では人間関係を良好にすることにつながることでしょう。だからこそ、その機会をより効果的にすることが大切なのです。
これが、プレゼンテーションを学ぶことの価値です。

ビジネスで求められるプレゼンテーション力

では、仕事におけるプレゼンテーションの価値について、さらに考えてみましよう。もし、次のようなことがらが、いままでよりも効果的に実施できた場合、どのようなことが起こるでしょうか。

  • 関係者への報連相を適切におこなえる
  • 会議などで自分の意見を説得力があるように説明できる
  • 商品やサービスをお客様に自信をもって説明できる
  • 他部門などとの交渉や調整をスムーズにおこなえる

あなたの職種によっても状況は変わると思いますが、以上のようなことがうまくいったとしたら、結果としてどのようなことが起きるでしょうか。
そう、「時間短縮ができる」のです。
あと戻り作業がなくなったり、短時間で人が動いてくれるようになります。
また、仕事のパートナー(上司、部下、同僚、他部門、お客様など)の満足度が高まります。
そして結果として、何よりあなた自身の自己実現がしゃすくなるのです。
だからこそ、プレゼンテーションのスキル(技能・技術)はビジネスにおいて必須とされているのです。

仕事には必ず、「コミュニケーション」が存在する

私は主に企業や自治体向けの研修講師として、さまざまな分野の研修をさせていただいています。そのなかでも、根幹になるものが「プレゼンテーション」なのですが、それには理由があります。

どのような仕事をしていても、完全な一匹狼の入はいません。仕事には必ず、誰かとのコミュニケーションが存在するからです。そしてそのためには、「自己表現力」が問われます。
では、自己表現力とは何でしょうか。それは、「自分の考えていることやもっている情報を、相手がしっかりと理解できるように伝える力」です。これはまさに「プレゼンテーション」そのものなのです。

プレゼンテーションの力を磨くことで、仕事上のコミュニケーションがうまくいき、結果としてあなた自身の影響力が高まるとしたら、とても素敵なことですね。

プレゼンテーション力を磨くためには

プレゼンテーションの力を磨くためには、一つ簡単なことを意識するとよいと思います。それは、「毎回自分なりに課題を決めて人に話をする」ということです。

たとえば、「今回は内容を3つに整理して伝えてみよう」「今回は、相手の目を見て話してみよう」「次回は、間を意識して伝えてみよう」など。私自身、研修講師の仕事を始めて何年もたちますが、実はこのことを毎日ずっと意識してきました。

皆さんに考えていただきたいのが「毎日、昨日の自分よりも0.1%でも成長しようと思うこと」の重要性です。0.1%とは1000分の1のことですから、それほど大きな数字ではありません。しかし、それを1年間意識して過ごすとどうなるでしょうか。1年後の自分は、現在の自分よりも44%も成長しているのです(1.001の365乗=1.44)。もし、これを10年間続けると、元の38倍もの成長が可能となります。

私自身、研修講師を始めたころは、それほどプレゼンテーションも上手ではありませんでした。失敗もありましたし、思うように伝わらなかった経験もしてきています。しかし、日々ずっと「もっとわかりやすく説明するには、どうしたらいいかな......」と問題意識をもって取り組むことで、長い時間のなかで大きな違いが生まれたのです。

そして、「実践後にふりかえりをおこなうこと」も大切です。やりっぱなしでは、あまり成長は望めません。成長のためには、うまくいったことは自分の強みとして次回も活用し、うまくいかなかったことは次回の取り組み課題にすることが不可欠なのです。
もう一度トライしてみたり、少しやり方を変えてみたり......。いろいろとチャレンジしてみましょう!

体験からの学びで人は成長する

もしうまくいかなかったとしても、それは、悪いことではありません。その体験からの学びがあれば、人は必ず成長します。ですから、あなたもあきらめないでほしいのです。
1日の成長はわずかかもしれませんが、自分の成長を意識して、毎日取り組んでみましょう。学ぶうち、毎日がプレゼンテーションの連続であるということや、毎日がプレゼンテーションを磨く機会なのだということを、しっかり理解できることと思います。

いきなりプロフェッショナルを目指す必要はありません。自分の持ち味や強みを生かして、自分らしいプレゼンテーションをすればよいのです。そのためのヒントが必ず見つかるはずです。学ぶほどに、あなたのプレゼンテーションは、どんどん上達していきます。

出典:PHP通信ゼミナール『ロジカル・プレゼンテーション実践コース』

PHP通信ゼミナール『ロジカル・プレゼンテーション実践コース』

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潮田、滋彦(うしおだ しげひこ)

1964年、東京都生まれ。学習院大学経済学部卒業。トゥ・ビー・コンサルティング株式会社代表取締役。人材開発コンサルタント。創造性開発、ビジネスライティング力向上、プレゼンテーション力向上、企画提案力向上、対人対応力向上、リーダーシップ力向上、問題解決力向上、トレーナー養成などの研修講師・プログラム開発などを手がける。米国NLP協会認定トレーナー、経済産業省認定ITコーディネータ。
ビジネスパーソン向けの研修で、10000時間以上の講師登壇・のべ10万人以上、100以上の企業・団体への指導実績をもつ。「楽しくて役に立つ参加型の研修」「一人ひとりの個性を生かし引き出す研修」がモットー。
著書に『知恵の素』『【速習1】シンプルに文章を書く技術』(ともにPHP研究所)などがある。

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