新入社員研修 3カ年マスタープラン【事例】~企業理念を礎にした「本物のプロ社会人」を目指して
2018年2月27日更新
企業理念を礎にした「本物のプロ社会人」を目指し、早期自立と離職防止につなげる新入社員研修3カ年マスタープランの企業事例をご紹介します。
新入社員研修 3カ年マスタープラン 実施事例
ご要望の背景
日用消耗品の製造業は、人口減少や外資参入の影響をうけて国内市場の競争がますます激化し、海外への展開が成長の鍵となっています。現地の消費者ニーズを捉え、ブランドを構築し、シェアを伸ばすためには社員にも、チャレンジ精神や創造力、国境を越えた仲間との協動が求められます。新たな市場を切り拓くために、新入・若手社員の即戦力化も喫緊の課題です。
しかし今の若者には、物事を深く考える習慣がなく、使命感や自己成長マインドが希薄であるといわれます。転職市況の活性化や就社ロイヤリィーの低下など、社会環境の変化と相まって「勤務条件や業務内容のギャップ」「人間関係のギャップ」「キャリアアップのギャップ」から安易に離職に走る傾向も見られます。
そのような背景から、入社3年目に求める人材像を見据えた「本物のプロ社会人」へと成長するための、継続した成長支援をご相談いただきました。
ご提案した研修プログラムのねらい
本研修では、自社の企業理念と「求める人材像」を体現する「本物のプロ社会人への自立」をねらいとしてプログラムを構成しました。仕事の意義や企業理念・ミッションに即し、自ら働きがいを高めて主体的に仕事に向きあう、「やりがいの成長サイクルづくり」を確立していきます。
(特長1)人間教育:
スキル教育とマインド教育の両立を目指します。
(特長2)即戦力化と離職防止:
新入・若手社員が抱く人間関係やキャリアアップのギャップを解消しなら、着実に戦力化(仕事の基本スキル強化)し、定着につなげます。
(特長3)新入社員&メンター、人事&現場の一体感醸成:
新入社員を支援する先輩社員のための「メンター研修」が、人事と現場の育成スタンス乖離を防ぎ、一体感の醸成・共有化を図ります。
研修の概要
新入社員研修
●内定者研修 2日間「働くとは何か」
学生と社会人の違い、仕事の意義を学びます。また、社会人になる不安を低減させ、会社としての大きな期待を伝えます。
●導入研修 3日間「社会人の心得・マナー・仕事の基本
企業人としてのあり方、仕事の基本とビジネスマナーを学び、学生からの意識変革を図ります。事務局とともに問題社員(離職・休職のシグナル)の発見にも取り組みます。
●1年後研修 2日間「自分の仕事観を養う」
入社1年間を振り返り、課題認識と自己肯定感、自らの成長サイクルづくりを促します。
●2年後研修 2日間「プロ社員としてのレベルアップ」
仕事力と人間力のバランスのとれた向上を目指し、自らの成長サイクルづくりを促します。
●3年後研修 2日間「本物のプロ社員としての自立」
仕事と人生を豊かにするために大切なことを自覚し、自らの成長サイクルをものにする。
先輩社員メンター研修
●先輩社員(入社5~6年目)メンター 1日研修「メンターの使命と役割」
新入社員の成長を支援するリソースパーソンとしてのマインドやスタンス、コミュニケーションのポイントを理解する。