「メンタルヘルス・マネジメント実践研修」のご提案
2023年9月12日更新
管理・監督者を対象にした「メンタルヘルス・マネジメント実践研修」をご提案します。
高ストレス社員が増加。心身ともに健康で活力ある組織づくりのために
働く人80万人を対象に、2022年に行われた民間のストレスチェックでは、周囲からの支援が不十分な高ストレス社員の割合が1割を超え、過去最悪の水準に達したことがわかりました。メンタルヘルス対策が十分でない企業はハラスメント問題が生じやすく、職場風土や採用などにも悪影響が出て、企業の競争力低下に直結することから、各企業は対策を急いでいます。
昨今、未然予防の観点から「メンタルヘルス・ラインケア」の考え方と取り組みが重要性を増しています。本プログラムでは、メンタルヘルス・マネジメント推進の主体者である現場の管理者の方々に、管理者としての在り方、役割を再認識していただくとともに、職場のメンタルヘルスの基礎知識を学んでいただき、心身ともに健康で活力ある職場づくりのために、ワークや事例演習を通して、実践にどのように活かすかを明確にしていきます。
対象:管理・監督者の方々
定員:18名
研修の特徴
(1)気づき重視の相互研鑽スタイル
一方的に答えを教え込む「教育」スタイルではなく、受講者の主体的な気づきと発見を重視し、それを言葉で表現していく「相互研鑽」スタイルを重視しています。望ましい答えやあらかじめこちらが想定した結論に導こうとするのではなく、研修中の受講者(個別または全体共有時)とのやりとりを通して、自分自身の持ち味に気づけるように、あるいは職場での部下とのかかわりの中での新たな気づきや視点が得られるような関わりを積み重ね、研修受講後の職場での実践へとつなげていきます。
(2)松下幸之助の考え方を基盤に
松下幸之助の考え方を基盤に研修プログラムを構成しています。
・「素直な心」:何事に対しても知識や既成概念などにとらわれずに、目の前の物事を私心のない曇りのない心でありのままに見ようとする心を大切にする
・「磨けば輝く人間の本質」:誰にでもダイヤモンドの原石のように磨けば輝く本質をもっていることを心に留め、自分を尊重し、同時に相手も尊重する
・「百花繚乱」:タンポポがタンポポとして、スミレがスミレとして咲き誇り、全体が生き生きと調和しているというのが自然本来の姿であるように、我々一人ひとりもお互いに自らの持ち味を生かして生きることを大切にする
研修のねらい
- メンタルヘルス・マネジメントの考え方と管理職が果たす役割について習得する
- 事例を通して、管理職として何をなすべきかを理解する
- 現場でできるメンタルヘルス・マネジメント行動を明確にする
9:00
開講、オリエンテーション
9:15
[解説]メンタルヘルス対策の重要性
・メンタルヘルス・マネジメントの現状
・メンタル不調者が増えた背景
・コンプライアンスとメンタルヘルス対策
10:00
[解説・ワーク]メンタルヘルスの基礎知識
・ストレスマネジメント ~セルフケア~
・職業性ストレスモデル
・ライフイベントとストレス
・ストレスを自覚する
・ストレス対処法の検討
・ソーシャルサポートを振り返る
・主なメンタル不調の種類と症状
11:00
[演習]職場の現状認識
・現在の状況を分析する
13:00
[解説・ワーク]メンタルヘルス・ラインケアの考え方と具体的な取り組み
・一次予防、二次予防、三次予防と管理職の役割
・会社が果たす役割――上司が果たす役割
・部下のサポート状況の振り返り
・部下のストレスサインに気づくためのコミュニケーション
・復職支援について
15:00
[ワーク・演習]事例研究――具体的な状況下での対応の仕方を学ぶ
16:30
[発表]これからの行動指針
・心身ともに健康で活力ある職場づくりのために何をすべきか
◆振り返り、まとめ、質疑応答
17:00
◆終了