株式会社ティグレ様~管理職人材育成の重要ステップとして
2013年9月19日更新
中小企業や個人事業者を顧客に、財務・労務関連をはじめ経営全体までをさまざまな側面からサポートする株式会社ティグレ様。 「中小企業のかけこみ寺」を目指す発足以来の理念と事業特性から、人材育成に何より力を注いでおられます。
キャリアアップの節目に的確に対応。PHPゼミナールに高い効果を感じています
Q 2004年より約10年にわたってPHPゼミナールに参加いただきまして、まことにありがとうございます。
A もともとは2002年頃、当社内で行なう営業研修にPHP研究所さんから講師を派遣してもらったのが始まりなんですよ。公開セミナーに社員が参加し始めたのが2004年なのですが、当時、数ある研修機関の中から選ばせていただいた理由は、東京・京都の2拠点で開催されていたことと、研修のラインアップが私どもの要望にマッチしていたこと。当社も全国的な組織ですし、ほかのセミナーと比べると格段に使い勝手がよかったのです。その後、研修コースや年間の開催回数もしっかり増やしていかれたので、ますますお世話になる頻度が高まりました。
Q 現在は階層別の4コースをご活用いただいていますね。それぞれ、どのような方が受講されているのですか。
A 例えば「中堅社員意識革新コース」には、入社5年目から10年目まで、40歳以下の社員で管理職ではない人を派遣しています。主たる目的は、チーム内でのリーダー意識を育んでもらうことですね。「係長職行動革新コース」を受講するのは、同様の社歴で50歳以下の管理職人材。このクラスは仕事現場で具体的にマネジメントやリーダーシップの力を発揮することが必須になりますので、その知識や心構えを確実に学んでもらいます。
「課長職マネジメント革新コース」には、年齢や経験、部下の有無を問わず、初めて当社の支店長クラスになった社員を送り出します。「『部長力』強化コース」は支店長の経験をある程度積んだ人に対して、行き詰まりが見えてくるタイミングで受講を勧めます。課長職コースと部長職コースは、ともに仕事の現場や自分の立場だけでなく、当社全体を俯瞰して意見を発信できる人材になってもらうために活用しています。
どのコースも、事後報告ではほぼ全員が「ためになった」、「受講した内容をこれからの仕事に活かしていきたい」という感想を述べているので、非常に効果が高いととらえています。
Q 皆様から好評を得ているのはありがたい限りです。具体的にはどのような点で、その評価を頂戴できたのでしょう。
A やはり大きいのは、他社の人材と交流できることでしょう。業界や業種の異なる人たちとディスカッションして、多様な考え方に触れるのはとても刺激があり、自分の長所や短所、今後進むべき方向性などがより明確になるのだと思います。さらには、ビジネスに対する個人の思考を整理整頓できる点。日々の仕事で漠然と考えていたようなことを、講義の中で共通フレーズに変えて体系立てて解説され、「目からうろこだった」という声もよく聞きます。
人事担当の私は普段、社内の人間から感謝されることなどめったにないのですが、PHP研究所さんのセミナーに関しては、たまに感謝の言葉をもらうのでうれしいですね(笑)。
Q ありがとうございます。今後も、継続してご活用いただけるとありがたいです。
A そうですね、階層別コースについては今後も大いに活用したいと思っていますが、実は先日、「PHPコーチング・ベーシックコース」に、人事部の社員を一名派遣しました。というのも、当社では全国の支店における人事考課面談に、コーチングの手法を取り入れていきたいと考えていまして、まずは本社の人事部員からということで派遣したのです。本人が、コーチングの考え方や意義、基本的なスキルを再確認し、さらには、コーチングセミナーの進め方についても、今後、PHPゼミナールを参考にさせていただくことができると思います。
個々の社員が実務に則した階層別コースを受講するだけでなく、「コーチング」のようにテーマ別のコースに参加して、それを社内制度の整備に活かしていく方法もあると思うのです。
これからもPHP研究所さんの公開セミナーをどんどん活用していきたいと考えています。
※肩書きは取材当時のものです。
【会社概要】
株式会社ティグレ
元衆議院議員で部落解放運動など人権擁護に尽力した上田卓三氏が1973年、中小企業の総合支援に向けて創立した「大阪府中小企業連合会」が前身。1996年に「ティグレ」に名称変更し、現在は大阪本社を軸に全国30カ所に支店を展開。数多の中小企業・自営業者の経理処理や会計サービス、財務分析、資金調達アドバイスなどを行なっている。