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なぜ「ビジネス数字力」が重要なのか。経営や仕事に活かす方法とは?

2021年12月17日更新

なぜ「ビジネス数字力」が重要なのか。経営や仕事に活かす方法とは?

ビジネスには数字が重要といわれます。「売上高を倍増させる」という課題を例に、経営や仕事に活かす方法を解説します。

INDEX

数字に対して苦手意識が生じる理由は?

皆さんのなかには、「会計はよくわからない」「数字はどうも苦手だな」という人が少なくないと思います。なぜ、多くのビジネスパーソンが、数字に対して苦手意識をもつのでしょうか?
それは、「ビジネス数字」といったときの真ん中の部分に、「会計」という世界があるためです。会計は、高度に専門的な世界です。つまり、会計は難しいのです。そのために、ビジネスの場において、数字に苦手意識をもつ人が出てくるのではないかと考えられます。
しかし、だからといって、ビジネス数字に強くなるために会計を本格的に勉強しなければならないかといえば、そんな必要はありません。ビジネスに必要となる重要ポイントだけ学べばよいのです。

数字とビジネスの関係性

ビジネスの世界では「数字が重要だ」ということがよくいわれます。では、なぜビジネスにおいて数字が重要になるのでしょうか。数字とビジネスの関係性について考えてみましょう。

ビジネスというのは、資金(元手)を使ってそれを投資することで成り立っています。たとえば、仕入商売であれば、商品を仕入れてくる。製造業であれば、機械設備を整え、製品を作っていく。そして、その商品や製品を販売することで利益を得て、さらにその利益をまた元手として、その循環を回していきます。いってみれば、お金を上手に使って、お金を増やしていくのがビジネスであるというわけです。

ビジネスとお金は、切っても切れない関係にあります。それは、逆の言い方をするなら、ビジネス活動は、お金(数字)の観点からとらえることができるということです。具体的には、ビジネス数字を活用することには、以下のようなメリットがあります。

ビジネス数字により、客観的に......
・将来の予測が立てやすくなる
・経営判断がしやすくなる

数字は、ビジネスや会社経営にとってきわめて重要なものです。数字に対する苦手意識を払拭して、数字を使って仕事ができるようになる、あるいは数字を通して会社経営やビジネスを考えることができるようになる――ぜひ貴社でも、そうしたビジネスパーソンを育成していただきたいと思います。

「売上高を倍増させるには」を数字を使って考える

それでは次に「売上高を倍増させるためにはどうすればよいか?」を、数字を使って考えてみましょう。

売上高を式で表すと、「売上高=単価×販売数量」と表すことができます。しかし、このままの式では、売上高を倍増するためにどうしたらよいのか、少し考えづらいですね。これをわかりやすくするために分解すると、次のようになります。

売上高=単価×販売数量
   ↓
売上高=顧客数×平均客単価×購入頻度

このように表現すると、売上高を拡大する施策が考えやすくなります。たとえば、顧客数・平均客単価・購入頻度の各要素を、それぞれ25%ずつ上げると考えると、以下のように計算上は1.95倍、つまり約2倍になるわけです。

(顧客数 ×1.25)×(平均客単価x1.25)×(購入頻度 ×1.25)
=(顧客数 × 平均客単価 × 購入頻度)×(1.25×1.25×1.25)
=(顧客数 × 平均客単価 × 購入頻度)× 1.95

顧客数を増やす

そこで、具体的に顧客数を増やそうとした場合、お店の例で考えるとすると、たとえば「お店の看板や外観を工夫して新規顧客の来店を促す」「チラシやネット広告で認知度をあげて来店を促す」といった施策が考えられます。

また、既存顧客をしっかりとキープしていく、あるいは来店頻度や購入頻度を高めていくためには、まずは「来店時の顧客満足度をしっかりアップさせる」「再来店を促すような仕掛けをしていく」「顧客リストを使って、メルマガやDMを送る」といった施策が考えられます。

平均客単価をアップさせる

平均客単価のアップに関しては、商品単価を上げようと考えるならば、「POP広告や接客を工夫して、より単価の高い商品に誘導する」、また購入点数をアップするためには「2点、3点と買っていただけるようなクロスセルを促す」「セット購入の割引を工夫する」といった施策が考えられます。

このように顧客数・平均客単価・購入頻度といったデータを元に、どこに注力して施策を進めていくのかを考え、その施策の進捗も数字を元に追いかけていって、売上拡大につなげていくのです。

会社経営に重要な3要素

経営についても、数字で考えることが極めて大切です。会社経営の重要な3要素といえば、戦略・組織マネジメント・数字ですが、 数字(データ)を使うことで、(1)ビジネスの実態を把握する、(2)将来を予測する、(3)問題を認識する、(4)戦略をつくる、(5)目標を設定する、(6)進捗を管理する、(7)目標を達成する、といったことが確実になっていきます。

今やスポーツ界も、データを使って成果を上げていく時代ですから、ビジネスの世界でも、数字(データ)を活用して売上・利益を上げる、業績を上げるといった経営がますます重要になっているのです。

会計財務・ビジネス数字を学ぶ通信教育を新規開講!

PHP研究所では、2022年4月、PHP通信ゼミナール『会計財務・ビジネス数字講座』を新規開講いたしました。
本講座の執筆者・大塚直義氏(株式会社セントエイブル経営代表取締役)は、東芝で約20年にわたり事業企画や経営企画の仕事にたずさわり、東芝在職中に米国のニューヨーク大学に留学してMBA(ファイナンス専攻)を取得。その後、IT企業など4社で、経営管理全般の統括を担当し、現在は、経営コンサルタントとして、主に後継社長の経営力を高め、業績を改善するといった仕事をメインに活動を展開しておられます。また、経営者・経営幹部・管理者向けに、主に会社経営・組織マネジメント・経営戦略、会計財務等の研修講師を務めておられます。
本講座では、大塚氏自身がビジネスの現場で学んできたことをベースにしながら、数字をどのように仕事に活かしていけばよいのかを実践的に学びます。

PHP通信ゼミナール
『会計財務・ビジネス数字講座』

会社の数字がわかる、活かせる!
売上、利益、費用......ビジネスとは切っても切れない関係にある「数字」。その一方で、多くの人が「難しい」「わからない」と苦手意識をもっているものでもあります。しかし、ビジネスの世界で成果をあげていくには、「数字」を理解し、活かしていくことが欠かせません。
本講座では、損益計算書や貸借対照表といった基本的な財務諸表の構成や、各項目の関係性の読み解き方、分析のための着眼点など、今日から使えるビジネス数字の基本を学びます。ぜひご活用をご検討ください。

執筆:大塚直義(株式会社セントエイブル経営代表取締役)
受講対象:一般社員~経営者
受講期間:2カ月
教材構成:講義動画(WEB視聴)・テキスト1冊・インターネット添削2回
特別受講料:13,200円(本体価格 12,000円)

PHP通信ゼミナール『会計財務・ビジネス数字講座』はこちら

※本記事は、PHP通信ゼミナール『会計財務・ビジネス数字講座』のテキストの内容を抜粋編集して制作いたしました。

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