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若手社員の「実行力」を高めるには?

2021年12月20日更新

若手社員の「実行力」を高めるには?

「実行力」は、経済産業省が定義する「社会人基礎力」の能力要素の一つであり、多くの企業で若手社員の育成課題とされています。そこで本記事では、「実行力」とは具体的にはどのような能力なのか、そして、どう高めていけばいいのかを解説します。

INDEX

「実行力」とは?

「実行力」とは、「目的を設定し確実に行動する力」(経済産業省「社会人基礎力」より)を指します。自ら主体的に考え、行動に移し、失敗であろうと成功であろうとその経験を糧にして前進し続ける力ともいえます。
「実行力」は、「行動力」+「実現力」と考えることができます。つまり「行動力」と「実現力」を身につけていくことで、「実行力」が高まるわけです。
「実行力」は目に見えるものではありません。しかし、私たちはこれまでの人生の中で「行動した」「(困難をともなったけれど)実現した」という経験を積み重ねているはずです。今、私たちがここにいるのは「行動」した結果であり、「実現」の姿なのです。ですから、そこに意識を向けてみると、自分の人生の「実行力」を自分でコントロールすることができるようになるのではないでしょうか。

今なぜ「実行力」が求められるのか

先ほど「実行力」についての定義を示しましたが、「実行力」は、経済産業省が、職場や地域社会の中で多くの人々と接触しながら仕事をしていくために必要な能力として、平成18年に提唱した「社会人基礎力」の一つになっています。

 「社会人基礎力」

出典:経済産業省ホームページ「社会人基礎力」

この「社会人基礎力」は、「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」の3つの能力と、12の能力要素から構成されていますが、そのうちの「前に踏み出す力」の要素の一つに「実行力」があげられているのです。

マイナビが実施した「企業新卒採用予定調査(2020年卒)」によると、企業が選考時に重視する力を、社会人基礎力の12の要素に分けて複数回答で聞いたところ、最も多く選ばれたのは、前年同様「主体性(82.9%)」で、次が「実行力(59.7%)」だったそうです。つまり「実行力」は、企業が若手人材に求める最も重要な能力の一つでもあるわけです。

人生100年時代だからこそ「実行力」が重要になる

前述の「社会人基礎力」について、経済産業省は平成29年、「これまで以上に長くなる個人の起業・組織・社会とのかかわりの中で、ライフステージの各段階で活躍し続けるために求められる力」を「人生100年時代の社会人基礎力」と定義し直しています。

人生100年時代――。私たちは、選ぶまでもなく長寿国・日本で生き、そしてその日本は、少子高齢化社会を余儀なくされています。織田信長の時代のように「人間五十年」で終われるわけではなく、その倍の年月を生きる可能性が高いのです。しかも定年はどんどん延長され、年金支給はどんどん先送りされ、「職業人」であり続ける時間は長くなる一方です。
そうであるなら、その時間を自分にとって「イヤイヤやらされる地獄のような時間」にしてしまうのはもったいない。なるべく生き生きと楽しく、肩の力を抜きつつもやりがいのある仕事に取り組んで、失敗してもまた立ち上がろうという余力も残しつつ、自分で自分の人生を選び、決め、進んでいく力、イコール「実行力」をもてたら、鬼に金棒ではないでしょうか。

「アイデアを現実にする」ために必要なもの

ここで「実行する」ということについて考えてみましょう。「実行する」というのは、つまり「実際に行動すること」です。頭の中であれこれ考えるだけで何も行動に移さないのは、「空想」や「妄想」にすぎません。
一人の野球少年がいたとして、その少年が「大谷翔平選手になる」ことは未来永劫できませんが、「大谷翔平選手のようになる!」とゴールを設定し、そこに向かっていくことは現実的にできます。「スティーブ・ジョブズになる」ことはできなくても、「スティーブ・ジョブズのような成功者になる」ことは、100%不可能ではありません。
ただ、思っただけでは何者にもなれません。まずはそのゴールに近づくために「何か」をしなければならないのです。そこに必要なのは、無理のない計画と、継続していく力、そしてなかなか思い通りにいかなかったとしてもあきらめないで努力し続けられる「持続力」なのです。

「実行力のある自分」を育てるには?

私たちの日常生活は、決断や実行や不実行の積み重ねです。そして、自分で決めたルールを守ったり、思いついたアイデアを実行したりするときに、それを邪魔しようとする自分自身がいます。ぐうたらで、面倒くさがりで、がまんがきかなくて、自分に甘くて、いい加減な自分です。でも、ルールを決めたり、アイデアをひねり出したり、目標を掲げたり、より良い人生を歩もうとする自分も存在します。
それは別々の人間ではなく、どちらも自分自身なのです。自分自身の強みや弱点に向き合い、自分自身の「取扱説明書」を理解することによって、引き出したい自分、つまり「実行力のある自分」を育てることができるようになるのです。

「実行力」の高め方を学ぶ通信教育を開講!

PHP研究所では、2022年4月、PHP通信ゼミナール『アドラー心理学に学ぶ「実行力」の高め方』を新規開講する予定です。本講座では、一歩を踏み出し、目標を実現するための「実行力」を身につけるための考え方と手法を、アドラー心理学の理論をベースに学んでいきます

アドラー心理学とは?

アドラー心理学は、欧米ではフロイト、ユングと並び、「心理学の三大巨頭」と呼ばれている、オーストリア出身の精神科医アルフレッド・アドラー(1870-1937)によって創設された臨床心理学の体系です。実験や観察に重きを置く心理学の主流からは離れ、「どうすれば幸せに生きられるのか」「精神的な健康とは何か」「生きる意味とは何か」など、哲学的な問いを追究するのが特徴です。
また、フロイトが神経症やヒステリー、ユングが統合失調症という、いわゆる器質的な病をかかえるクライエント(患者)の研究に重きを置いたのと対照的に、アドラーは健常者のための心理学を打ち立てました。
そのため、アドラー心理学は、机上の空論ではなく、今目の前にあるトラブルや悩み、精神的な重荷を解決していくために「使える」心理学として、教育や人材育成に役立てられてきたのです。

執筆者は永藤かおる氏

本講座の執筆者・永藤かおる氏(有限会社ヒューマン・ギルド 取締役研修部長)は、海外勤務も含む豊富なビジネス経験を踏まえ、カウンセリング業務および企業研修を担当するアドラーカウンセラー。「全力で"働く人"の味方になる」を理念として活動をされていますが、今回のテキストでも、事例を用いたわかりやすい解説で、受講者は勇気づけられ、気分が晴れやかになる感覚をもって学習を進めていくことができるでしょう。

【2022年4月開講予定】PHP通信ゼミナール
『アドラー心理学に学ぶ「実行力」の高め方』(仮)

「行動力」+「実現力」=「実行力」
成果を生み出す「実行力」を身につけるための考え方と手法を、アドラー心理学の理論をベースにわかりやすく解説!「やる気はあるけれど空回りしてしまう」「粘り強く取り組むものの、なぜか結果に結びつかない」――そうした状況を脱却し、やる気やがんばり、リソースを最大限に活かして結果へと結びつけていくために必要なもの=「実行力」。行動、結果を変え、ビジネスパーソンとして大きく飛躍するためのスキルを身につけることを目指します。

執筆:永藤かおる(有限会社ヒューマン・ギルド 取締役研修部長)
受講対象:若手社員~中堅社員
受講期間:2カ月
教材構成:テキスト1冊・web添削2回
特別受講料(予価):13,000円(税込)

【特色】
・各章の冒頭にマンガによる問題提起を挿入。ポイントを明確にしたうえで学習に取り組むことができます。
・ワークや自己診断を通して自分自身を振り返りながら学習を進めることで、主体的に学びを深めることができます。
・アドラー心理学の理論に基づいた考え方・手法を学ぶことで、前向きでポジティブな姿勢を育みます。

※タイトル・内容は変更になる場合があります。

※本記事は、2022年4月開講予定・PHP通信ゼミナール『アドラー心理学に学ぶ「実行力」の高め方』(仮)のテキストの内容を抜粋編集して制作いたしました。

2022年4月開講・PHP通信ゼミナールはこちら(PDF)

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